関谷信之氏の3/31付けアゴラ記事「セブン&アイがセブンイレブンになるべきではない理由」へのコメントです。
高齢者が退職金でコンビニオーナーになる。そして低い利益率で頑張る。その一方で、コンビニの本部は高い利益率をはじき出す。悪い話じゃないですよね。普通に考えれば、コンビニの本部を大いに育てるのが、正しいビジネスの進め方でしょう。
コンビニのオーナーの利益率が3%台と低いと言っても、このエントリーの最初の部分に書かれたヨーカ堂の利益率1%に比べれば十分に高い。コンビニオーナーがいなくなる心配をする前に、ヨーカ堂をどうするか考えなくてはいけません。
コンビニの本部は、ロイヤリティ15%の他に、原価70%や費用12%に含まれる粗利によりコンビニ事業の利益率26%をたたき出しているわけですね。そしてそれを少ない要員で得ていると。なぜそんなことが可能か、ちょっと考えなくちゃいけません。儲かる道がそこにあるわけですから。
結局のところ、コンビニの本部が大きな利益を稼ぎ出しているのは、コンビニ事業に徹底的な情報技術導入により、小さな店舗で、効率的に利益を上げるノウハウを獲得しているから。そしてそれを維持管理する情報システムを構築したからなのですね。
ヨーカ堂が本来すべきであったのは、このような高い経営管理技術を持つ社員をヨーカ堂の経営改善に活用することであったはず。現にGMSとしてのヨーカ堂の低迷を見れば、このようなことは行われず、利益を上げている部門に無能な高齢社員を送り込んだだけとの印象を受けるのですね。これは、おそらく、海外ファンドも同じではないかと思いますよ。
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