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偽旗の疑い濃厚なドローン攻撃

長谷川良氏の5/5付けアゴラ記事「キーウの『警告攻撃』か露の『偽旗工作』か:クレムリンの無人機襲撃」へのコメントです。


ロシアの発表では、「ドローン2機での攻撃があり、電子戦システムなどで落下」というものですけど、電子戦システムはドローンの制御を妨害するもので、自爆させる機能はないはず。制御が妨害されれば、ドローンは、その場でホバリングするか、ホームポジションに帰るか、その場所に軟着陸するかの何れかの動作をとるはずです。

まあ、たまたまホバリングする設定で、止まったところをライフルなどで撃ち落とした、という可能性もなくはないですけど、その可能性は低いように思われます。わざわざ撃ち落されるリスクの高い設定にするわけもないと思いますから。

我が国で起きたドローン攻撃例では、首相官邸に福島の汚染土を持ち込むというものがありましたが、この場合は、首相官邸をホームポジションとして、ホームポジションへの復帰命令を送ったのですね。そういう形で攻撃された場合には、電子的な防御は困難になります。GPS電波にジャミングを掛けるなどの手はありえますし、戦争状態がわかっておれば、自らの支配下にあるGPSの電波自体を狂わせることも不可能ではないのですが、この場合、ドローンは目標から外れる動きをするはずです。

今回の映像で怪しい点は、ドームの上に二人の人影が見られた点で、この人たちはロシア側の人物のはずで、しかもドローン攻撃を知っていなければこのタイミングでドームに上がれない。ならば、彼らがドローンをコントロールし、安全な上空で自爆させた疑いが濃厚なのですね。

偽旗作戦の目的ですけど、キーウの大統領がいそうなところへのミサイル攻撃をしようということではないでしょうか。ゼレンスキーを排除できれば、ロシア側には大きな得点ですから。まあ、そう簡単ではないと思いますが、核ならあり得る。最悪の事態を考えて行動していただきたいと思います。

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