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学歴のコスパ:日米の違い

黒坂岳央氏の5/13付けアゴラ記事「『大卒』のコスパはいいのか? 悪いのか?」へのコメントです。


米国は、多民族社会で、目の前の人物がどういう人間だかわからないため、学歴、職歴、資格で判断される傾向が強いと言われています。だから、マネージメントに係る人の多くはMBAだし、研究開発に係る技術者にはPhDを持っている人が多い。そしてこれを名刺にでかでかと書いているのですね。

だから、こういう人たちと議論するためには、こちらもこの手の資格を取って名刺にでかでかと書いておかなくちゃいけない。まあ、そういうプレッシャーを感じたことがありました。翻って、日本の場合は、この手の資格はあまり意味を持たない。だけど、転職する際には、向上心をアピールする、一つのセールストークにはなるのですね。

新卒の場合は、PhDが『全く』役に立たない、ということはよく言われます。「学位は足の裏についた飯粒である」などとも言われるのですね。そのココロは、「取らないと気になるけれど、取っても食えない」。ちょっと汚いですね。

大卒の学歴は、Fランがあまり役に立たない一方で、国立大学は結構役に立つ。まあ、MARCHあたりまでなら、充分につぶしが効くのではないでしょうか。

あとは大学院で学歴ロンダリングをすること。修士の入試は学部より容易というのがその背景にあります。XX卒というのは、最終学歴で語られるという事情もあります。大いに頑張ってください。

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