八幡和郎氏の5/22付けアゴラ記事「欧米のウクライナ政策には出口がまったく存在しない」へのコメントです。
そもそも、ウクライナは酷い破綻国家だ。
本当ですか?
ウクライナは、欧州のパンかご、ヨーロッパの穀倉地帯などと呼ばれる農業生産が盛んな国で、国土の多くを肥沃な黒土が占める有利な条件のもとにあるのですね。
たしかに、戦乱で農業にも打撃はあったでしょうけど、戦争が終われば復興が急がれる。このために日本にできることは山のようにあります。軍事でなければ遠慮はいらないですしね。そして、農業が復活すれば雇用も生まれる。農産物は輸出も可能で、グローバルサウスの食糧問題解決にも貢献するはずです。
汚職に関しては、ウクライナでは随分と問題になっておりましたが、かなり本気で対応していることも事実です。どこまでクリーンになるかはわかりませんが、発展途上国は多かれ少なかれ似たようなもの。我が国だってえばれるわけでもないことは、東京オリンピックを持ち出すまでもなく、ご理解いただけるでしょう。
ウクライナはハイテク産業にも強く、東欧のシリコンバレーとも呼ばれるくらいで、IT産業、航空宇宙産業、レーザ、核エネルギーなどにも強い。我が国の関連企業がお金を出して共同開発をおこなえば、我が国企業の得るものも大きいのではないかと思いますよ。
返信がついております。
八幡 和郎
ウクライナは、形の上での民主主義は行われているが、エリツィン的混乱が続き、政治は安定せず、マフィアや新興財閥が跋扈し、行政は腐敗し、人口は5200万人から4000万人に減り、ロシアより多かった一人あたりのGDPはロシアの半分以下になった。戦争になって数百万人以上が海外に逃げたが、どれだけ戻ってくるか疑問だし、今は出国を禁じられている若い男性が家族に合流などを口実に流出するだろう。・・・・と書いたことだけで十分かと思います。エリツィンのロシアもそうでしたがプーチンが再生させました。
また、この戦時下でもウクライナ政府幹部がアメリカなどの要求でどんどん捕まっています。瀬尾 雄三
八幡 和郎さん
> この戦時下でもウクライナ政府幹部がアメリカなどの要求でどんどん捕まっています。
これは、汚職に対する対応がとられているということですね。十分ではないかもしれませんけど。元々ゼレンスキー氏が大統領になったのは、ウクライナの汚職体質を是正するというのが最大の目標で、これが言うは易く行うは難しの言葉通り、そうそう簡単に解決するものでもない。これに関しては、長い目で見ていく必要があるでしょう。
一方の経済に関しては、ウクライナのもてる資源はさほど悪くはない。それは第一に農業であり、第二にハイテクなのですね。「出口戦略」と言われると具体的なシナリオが欲しいところですけど、いずれにしてもいつかは戦乱は終わる。その時に、適切な資金の投下がなされれば、この恵まれた資源が真価を発揮する。これに日本の貢献できる部分も多いであろうというのが私のコメントの趣旨です。
現在ウクライナから海外に逃れている人は、女性や子供や年寄りが中心で、これは戦乱を避けてのことですね。戦争終結後は、若い男性の移動も自由になるわけですが、国内に仕事があれば、戦争も集結しているわけですから、あえて国外に逃げる理由もない。
結局のところ、戦争終結後に、経済再生のための適切な手を素早く打つこと。これがウクライナにとって最も重要な「出口戦略」なのではないでしょうか。その時、多少の不正には目をつぶる。清濁併せ呑む。これは、日本の政治家や経営者には手慣れたやり方だと思いますよ。
うくらいながんば
だけど、中国に空母を売るのはいけないよ。
今後は気を付けてね。