池田信夫氏の6/12付けアゴラ記事「マイナンバーカードにはなぜフリガナがないのか」へのコメントです。
それができない原因は、日本の官庁の「ジェネラリスト志向」や「純血主義」の人事ローテーションにある。正社員を過剰保護する雇用慣行を改め、外部の専門家を期限つきで雇用し、プロジェクトが終わったら解散する柔軟な労働市場が必要である。
これにつきます。そしてさらに問題である点は、そういうことがわかっていない、ということなのですね。
そもそも情報システムを企画立案すること自体、高度に専門的な知識能力が要求されるにもかかわらず、官庁にはこれがゼロであったということ。その必要性すら認識されていない。だから誰も何もわからず、ただ混乱するだけなのですね。
これが個人の趣味でやっていることなら、どれほど混乱しようと、無駄にお金を使おうと、さしたる問題ではないのですが、国民の税金を使ってやっている。業務として行っている。これは、到底、許されることではないのですね。
ここで、官庁の無能さに気付き、この手の業務を、きちんとした専門能力のある人の指導の下で行うように改めることができれば、マイナンバーカードで失われた巨額の国費も、全くの無駄ではなかったということになる。せめてこの程度のリカバリーは、しなくちゃいけません。
光宙とかいてピカチュウだピカー