郷原信郎氏の6/23付けアゴラ記事「『衆院解散は首相の専権』には憲法上疑義、『解散風』煽る岸田首相は“歪んだ民主主義”の象徴」へのコメントです。
憲法の条文上は7条解散がおかしいといえばその通りかもしれませんが、法解釈に最終判断を下すのは司法であり、すでに司法判断が下っている以上、この判例を正とするしかないでしょう。
もちろん、改めて訴訟がなされ、最高裁で判例が覆る可能性だってないわけではない。歴史に名を残すチャンスですから、トライされてはどうでしょうか。
ただ、今回の解散風に対する岸田総理の「今国会での解散は考えておりません」との言明は、もっとショモナイ理由でなされたのではないかと思いますよ。
つまり、「不信任案が出たら解散」との解散風に対して「まさかの解散権は立憲・泉健太代表へ移行して『維新解散』か?」などと書かれてしまったことが我慢ならなかったのではないかと思いますよ。https://agora-web.jp/archives/230615005935.html
実際のところは、翔太郎問題とマイナカードの不手際で支持率が急低下しており、実質上解散困難な状況だったわけですが、言葉の上のやり取りでメンツを保つ、というのも大事なことであるとお考えだったのではないかと思います。ショモナイことであるとは思いますが。
解散ダメ絶対