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「日本らしいエラー」の原因は

岡本裕明氏の6/23付けアゴラ記事「日本らしいエラー続出のマイナンバーカード」へのコメントです。


まあ、「無能」の一言に尽きるのですけど、「日本らしい」といえば、たしかに日本らしい。山本七平著「日本はなぜ敗れるのか」あたりを彷彿させる敗走ぶりです。

まず第一の問題が、日本軍は反省ということをしない。失敗しても同じことを延々と繰り返し、ずっと失敗をし続ける。傍から見ればバカみたいな話ですけど、これが「無謬主義」というものなのでしょう。

本人は、間違いをしでかさない、立派な人だと言いたいのかもしれませんけど、端から見ればずっと間違えている、愚かな人物なのですね。そして、こういう人には、新しい仕事はできない。情報技術など扱わせたのが大失敗ということになります。

もう一つの日本の特徴が型(形式)の重視で、礼に始まり礼に終わる武道であるとか、あらゆる動作に約束のある茶道もそうですし、能、歌舞伎などの伝統芸能などに共通いたしますことは、形の重視です。でも、これが意味を持つのは、あくまで『伝統芸能』なのであって、最新技術をこれでやろうというのはあまりにも無謀。あほです。

結局のところ、必要なことは、第一に『試行錯誤(Try and Error)』というやり方を肯定的にとらえること。これには『錯誤(Error)』も有用な一要素として含まれているのですね。その前提は、錯誤を錯誤と認めてただすことが必要なのですけど。そしてもう一つは、形式の重視を実質重視に改めること。Substans over the Form、これが大事なんですね。頑張ってください。

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