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日本の生産性を上げるには

永江一石氏の7/1付けアゴラ記事「日本の生産性が上がらない本当の理由は日本人がそう願っているからだ」へのコメントです。


ぶらぶら楽しく、なるべく働かずに、責任は持たずに、言われたことだけする国民性に成り下がっているのです。日本はまだ競争力があるとか言う人、マインドがココまで落ちた国で戦えると思いますか?

もちろんこれは大問題なのですが、単に団塊世代のマインドの問題(これも大ありだとは思うけど)というよりは、いろいろな要素が絡み合ってこのような結果になっているのですね。

第一に、国内の製造業が海外に逃避してしまった主な原因は、民主党政権時代の極端な円高にあったのですね。このころ盛んに言われた言葉が「空洞化」。円高は確かに輸入品価格が下がって国民の生活は豊かになるのですが、ドルベースの人件費が上がりすぎて、国際競争に負けてしまう。結果は、就労世代が割を食うことになります。これに関しては、幸い円安が進んでいることもあり、しばしこの方向を維持することで解決されることを期待したいと思います。

もう一つの問題は、雇用の硬直性にあると、昨年5月に経産省が公開した「未来人材ビジョン」が結論付けております。このビジョン、ここで紹介されている生産性本部のレポートを原因にまで掘り下げたようなものですが、その現状は、本エントリーの内容と同様、日本人にとりましては絶望的なものとなっております。

結局のところ、悪者を探し出して攻め立てても始まらない。社会制度の問題を取り上げて、改善の方向を探ること。これがなすべきことだと思いますよ。

1 thoughts on “日本の生産性を上げるには

  1. MITSUNORI MINOSHIMA

    同じアトキンソン氏が言っているが、実は1970年代から、日本の生産性は低いのだ。
    つまりもともとそうなのであって、ジャパンアズNo1のころからそうなのであって日本の力の上下は生産性の問題ではないのだ。

    あいかわらずながえはいいかげんなことを言っているな。

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