どうする日産：ゴーン事件裁判

郷原信郎氏の7/22付けアゴラ記事「横浜地裁で始まった『日本で唯一のカルロス・ゴーン事件裁判』」へのコメントです。

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このエントリーを読む限りでは、この裁判、日産不利との印象を受けるのですが、一方でゴーン氏はレバノンで日産を刑事告訴しており、10億ドル（1,400憶円相当）の損害賠償も求めております。

ここで日産が敗れますと、レバノンでの訴訟もゴーン氏勝訴となる可能性が高く、更には我が国の検察の信用も地に落ちるという、トリプルショックになってしまいます。

ここは、判決が下る前の、いずれかの時点で結末を読み切り、日産サイドからゴーン氏に和解を申し入れることが、傷を軽く済ませることに繋がるのではないでしょうか。これには、おのれの過ちを認めて、関係者を処分するとともに、ゴーン氏に謝罪することが前提となりますが、これは致し方ない。

そうしておけば、検察も、日産幹部に騙されました、と言えるのですが、最後まで頑張って玉砕など致しますと、日本という国家の信用までが地に落ちてしまいます。

ここは、岸田内閣としても、よく考えなければいけないところです。