アゴラ編集部の7/31付けアゴラ記事「自民党女性局のパリ大名旅行が炎上:なんで自慢せずにはいられないの?」へのコメントです。
「これだから、女は政治家には向かん」などという声が出てくることが一番怖いのではないでしょうか。まあ、このご時世、こういう声は出にくいでしょうけど、内心そう思う人が多いかもしれない。「この人たちは、お遊びで政治家をやっているのではないか」などとね。
もちろん、男の某総理秘書官も、似たようなことをされていましたけど、これは一人で、今回のは大ぜい。統計的な確からしさを大いに高めてしまいます。
「ガラスの天井」などとも言われるように、女性の社会的地位に十分な配慮がなされているとはいいがたい現在、政治家たらんと欲すなら、それに見合った意識を持たなくてはいけない。自分たちで、仲間や後進の足を引っ張って、どうするのでしょう。
厳しい状況にあることは同情するしかありませんが、ここは反省が必要なところだと思いますよ。
返信がついております。
星光
こういう写真の投稿を問題視するほうが間違ってるとは思われませんか?仕事の合間のプライベートな時間に浮かれていようが、なにをしようが好きにすればよいではありませんか。
ワイドショーレベルの低劣な中傷でも、それが政治的なダメージになるから気をつけるべきだという視点もあるかとは思いますが、議員を批判するのではなく、おかしな世論の方を批判するご意見を発信していただきたいものです。そのほうが生産的なのでは?
瀬尾 雄三
星光さん
> こういう写真の投稿を問題視するほうが間違ってるとは思われませんか?仕事の合間のプライベートな時間に浮かれていようが、なにをしようが好きにすればよいではありませんか。
この部分は、雇われ人と管理職で、異なる基準が適用されるというところです。
雇われ人は、勤務時間が定められており、勤務時間外は何をするのも自由です(合法的ならね。)一方、管理職は、勤務時間も自らの判断で決めてよい代わりに、勤務時間以外も職務に束縛される。24時間勤務、なんてよく言われるところです。
国会議員は、管理職に相当する立場ですから、勤務時間以外も自民党所属の国会議員たる、おのれの立場に束縛される。これは別に法律で決まっているわけではないのですが、そういうものだと割り切らなくてはいけない。自民党を代表する、日本の国会議員を代表する立場としてふるまわなくてはいけないのですね。
女性が活躍する時代を作るということは、つまりこの手の職務にも女性が就ける時代を作る、ということではないかと思うのですね。それを、スーパーのレジ打ちパートタイマーと同じように考えてしまうことは、女性の活躍の機会を失わせることにもなりかねない。そこのところに注意が必要なのですね。
星光
出張先の自由時間に何をしようが構いません。管理職であろうが、なかろうがそれは同じです。そうでないという考え方の人が主流だとすれば、自由主義国として実に嘆かわしいことだと思いませんか?24時間束縛されるというのが、瀬尾さんのお考えなのか、世間の考え方を代弁されているおつもりなのかはわかりませんが、根本的に間違っていると思いますよ。もし後者であり、世間の考え方が間違っていると内心思っておられるのならば、しかるべき内容を発信していただきたいので、大変残念です。
法律がどうなっているとか、慣習がどうなっているとかいう外形的な視点にとらわれず、自ら正しいと思うところを語って、共感も反感も受け止めるようなコメントをしていただきたいものです。瀬尾さんの能力を高く評価している身として、そのようなこころあるコメントに期待しております。
瀬尾 雄三
星光さん
> 24時間束縛されるというのが、瀬尾さんのお考えなのか、世間の考え方を代弁されているおつもりなのかはわかりませんが、根本的に間違っていると思いますよ
「束縛」というのは、行動が規制されるという意味ではなく、その役職者としての行動とみなされるという意味です。不祥事をしでかした場合も、一般社員なら「会社員」とか言われるのですが、部長職くらいになると「✖✖会社●●部長」などとされてしまう。
今回の場合は、すでに国会議員の外遊が物見遊山ではないかとの批判が根強いうえに、最近では総理秘書官の物見遊山的行為が問題視されております。女性だから許されると考えていたとしたら、全くどうかしております。
国会議員の職務の一つに、国民に対する情報発信があり、そういう意味ではツイッターでもXでも、大いに活用したらよいのですが、情報伝達に際しては、その内容の軽重というものを考えなくてはいけない。伝達順位が、すなわち、発信者の価値観を表明しているのですね。
BBCあたりになりますと、ニュースの軽重(伝える順番、内容の詳しさ)は明白で、一つには死者の多い事件事故が重大視されますし、それが政治に絡む場合にはさらにポイントが加算される。今回の外遊に関する情報発信も、国会議員の立場で、ニュースの軽重を考えて発信しなくちゃいけない。まあ、実際そうしたのだと思いますし、だから批判されたのだと思うわけです。
まあノーコメント