日本のもつ核兵器無効化技術？

金子熊夫氏の8/6付けアゴラ記事「現実主義者の核廃絶論：日本は『核』とどう向き合っていくべきか？」へのコメントです。

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将来研究開発が飛躍的に進んで核兵器以上に強力で、しかも管理しやすい（使いやすい）新兵器が生まれた時だろうと思います。例えば新型レーザー兵器やサイバー兵器より もっと強力な、圧倒的な破壊力を持った攻撃兵器が出来れば、当然核兵器は無用になるはずだから、放っておいても自然に消滅するはずです。

核兵器は、開発からすでに80年以上を経過したオールドテクノロジーですから、これを上回る兵器くらい、とうの昔に人類は製造可能なレベルに達しているのではないでしょうか。特に、我が国はこのための技術で先行している。ただ、これを積極的に推進すると、軍事技術開発のレースになってしまうことから、消極的姿勢を保っているのではないでしょうか。

とはいえ、すでに具体的な表れはいくつか出てしまっている。その一つは、宇宙太陽光発電を支える技術の一つ、マイクロ波送電技術で、平面アンテナを用いて大電力マイクロ波を狭い領域に絞って送る技術は、既に我が国で小規模な実験が行われ、実現の可能性は確認されているのですね。

もう一つの表れは、核融合のために開発されている強力なマイクロ波発振管であるジャイロトロンで、我が国は世界に先駆けてこの製造に成功している。今これを造れるのは、日本とロシアだけではないでしょうか。これを使って離れた場所にマイクロ波を集中させると、そこにプラズマが発生するのですね。

その他に、COTA社のマイクロ波送電技術を使って多数のドローンに搭載したジャイロトロンを同期させるなどという手もあるのですね。こうしてできる兵器の凄いところは、核弾頭を離れたところから起爆したり、遠隔地の電子機器を破壊できそうなこと。まあ、あまり考えない方が吉だとは思うけど。