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新技術は虚心坦懐に考えるべき

アゴラ編集部の11/15付けアゴラ記事「EVに関して豊田章男会長が驚くべき無知ってホントなの?」へのコメントです。なぜかアゴラのコメントは消えております。(付:鎌倉八幡宮源平池の朝)


EV以外は全部だめ、というのも無茶苦茶ですが、EVは駄目というのもちょっとまずい。なにぶん、技術は進歩するもので、今の問題は、解決できないものではない。現に、様々な解決方法が模索されているのですね。

充電時間の問題は、急速充電できるようにすればよい。電池内部に関しては、素材の改良などでかなりの程度の改善は可能だし、そもそも全個体電池になれば充電時間も短くなるはず。電池の発熱問題は冷却すればよいし、現にテスラはそうなっている。その他、ケーブルが発熱するという問題は、太いケーブルを使ったり、水冷式のケーブルだってないわけではない。銅パイプに電気を流したりすることもあるのですね。

受電設備は、大きいものを入れればよいだけの話だし、充電設備に電池を備えるという手もある。こうしておけば、電力需給の調整にも使えるし、非常時の電源にもなりそうです。

何でもダメという理由は山のように考えつきますけど、それが解決不能な問題であるかは考えなくてはいけません。火災の問題にしても、それを大きく取り上げられると、じゃ、水素は大丈夫なの?と聞かれてしまいそう。実際問題として、EVの問題以上に水素はこの先いろいろと問題が出てきそうな、悪い予感がいたします。

トヨタに遠慮して誰もその欠点を指摘しない、などということがもしあれば、これは大失敗の入り口ということにもなりかねない。転ばぬ先の杖。リスクマネージメントは、まずリスクを認識してからでないと始まらないのですね。


返信がついております。

星光

現状では急速充電でも30分はかかるわけですが、そんなに待ってられますか?充電ステーションがいっぱいで待ち行列ができていたら悲惨なことになります。

いずれなんとかなるのでしょうが、解決策が見つかるまでは賢い消費者は手を出さないほうが吉でしょうね。

瀬尾さんはEV車を使っておられるのですか?


瀬尾 雄三

星光さん

> 現状では急速充電でも30分はかかるわけですが、そんなに待ってられますか?充電ステーションがいっぱいで待ち行列ができていたら悲惨なことになります。

個々には、それぞれの必要に応じて選べばよいという話で、駅からちょっと距離のあるところに住む人が、主に、買い物や家人の送り迎えに使うというのであれば、現在でもEVは賢い選択になります。

問題は、モビリティショーのような、方向性を見せる場所でEVに後ろ向きの発言をすることで、充電時間短縮の試みに一切触れずして充電時間が長いからダメ、みたいないい方はするべきではないのですね。それを言うなら水素はもっとダメ、といわれても仕方ない。

その他、日本のCHAdeMO(茶でも?)の50kWに対して、テスラのスーパーチャージャーは120kWと倍以上の充電能力を持つ。充電時間が問題なら、テスラに白旗を揚げなくちゃいけないわけですね。CHAdeMOを普及させるというような無駄なことはせずに、スーパーチャージャー規格の普及に努めるべきではないですか?

まあ、そこまでいかなくても、この豊田氏の発言は、少なくとも日本のEV業界は、完全に負けていると言っているわけで、そこのところをきちんと理解しなくてはいけません。この発言に対しては、「なら、どうするの?」というしかありません。

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鎌倉八幡宮源平池の朝

1 thoughts on “新技術は虚心坦懐に考えるべき

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