岡本裕明氏の11/22付けアゴラ記事「人工知能開発哲学の決裂が招いたオープンAIの茶番」へのコメントです。
古来よりSFの世界では、巨大な人工知能が人類に敵対する、というようなお話は多々ありましたから、いよいよ本格的な人工知能が誕生するというとき、こんなストーリーになるのではなかろうかと心配するのは、わからないでもありません。
その時、この暴走を止めるのは何か、ということになりますと、結局は人権意識の徹底で、思想統制や言論統制ができないようなメカニズムを機能させておくことが肝要かと思います。
なにぶん、人間の独裁者が存在可能な社会システムであれば、その独裁者の立場を人工知能が踏襲することも不可能ではない。たぶん、人間の独裁者などよりも、ずっとうまくやると思いますよ。
幸い、現在の自由主義諸国の価値観は、人権の徹底という方向に走っている。この点で、権威主義的(つまり独裁者の存在を許す)国家との間に対立を深めているわけですね。
そこで我が国にとって重大なポイントは、我が国はどちらの価値観で動いているかということ。社会のあちこちに、権威主義的動きがみられ、時として人権侵害も行われている。これは正していかなくては、この先の時代、やっていけなくなる恐れもあるのですね。気を付けなくてはいけません。
反乱しちゃえよ