アゴラ編集部の1/27付けアゴラ記事「桐島聡容疑者が逮捕される:なんで他人の保険証で入院できたの?」へのコメントです。
これは、最初から保険証に顔写真などの生体認証データを入れておけばよかっただけの話ですね。なぜそうしなかったのでしょうか? 不思議な話です。
今日の技術を使えば、保険証に写真を貼り付ける必要もない。画像データを格納したチップをカードに搭載しておけばよいのですね。そこに、住所氏名などのデータも書き込んでおけば、保険証関係の事務処理も効率化されたはず。
そうしておいて、どこかの時点で、本人確認カード類を紐づけするということだって十分に可能だったはずです。
おそらくそうできなかった理由は、制度を考える人たちが、情報技術に暗かったこと、見えないメカニズムが理解できなかったこと、業務プロセスの解析ができていなかったことなどによるのでしょう。
みえるものしか理解できない人には、マイナンバー制度といえばマイナンバーカードを思い浮かべることしかできない。それ一本で押してくる。バーシー海峡と同じです。同じところを同じ手で攻めて失敗する。何をしたいかをまず考えなくてはいけない。それには、やろうとしていることに関する、充分な知識と理解が必要だ。そういうことでしょう。
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