中村仁氏の3/9付けアゴラ記事「日米とも深刻な政治危機の中で株価は最高値の怪」へのコメントです。
大丈夫でしょうか。指数には指数の計算の仕方がありますので、この手の論理は成り立たないのですが。
米国市場では、同じ2月22日にダウが初めて3万9000㌦を超え、史上最高値を更新しました。「日経平均(4万円)が米ダウを超えた」の声も上がりました。1㌦=150円近辺ですから、単純計算をすれば、日経平均が約600万円にならないと、ダウを超えたことになりません。
まあ、ここはある種のボケを噛ましていただいたということで深くは考えないことといたしまして、何故に、日米とも、まともな政治家が育たないか、ということについて考えるのは、さほど悪いことではありません。
残りスペースもわずかしかありませんから結論だけ申し上げますと、民主主義を発展強化させる重要な任務があったジャーナリズムが弱体化してしまった。本来の任務を果たしていない、という点が最大の問題でしょう。
一つには、小さなスキャンダルで政治家をつぶしてしまう。弱気にさせてしまうということ。プラスの点をほめるのではなく、マイナス点のみを論じるということ。政治経済の原理的部分に踏み込まず、表面的な問題での批判に終始しているということ。
まあ、結局のところ、まともな政治家がいない理由は、まともなジャーナリストがいない、ということに起因するのかもしれません。この国民にしてこの政治あり。割れ鍋に綴じ蓋、です。嘆いていても仕方ない。
あのことスキャンダル