岡本裕明氏の4/19付けアゴラ記事「リストラが社会で当たり前になる日:これからは組織外能力の時代」へのコメントです。
昔は社内営業に長けた人、社内情報に長けた人、社内技術に長けた人など組織内能力に秀でた方が多かったと思います。
これでどうしてこれまでの企業が成り立っていたのか、不思議ですね。つまり、企業は社外の中で活動をしている。社外の情報も必要だし、社外で通用する技術がなくちゃいけない。
この謎の答えは、おそらく、社内情報や社内技術に長けた人以外に、社外情報や社外技術に長けた人がいた、というのが実情ではないかな。実際に企業の競争力を支えていたのはそういう人だった、というわけ。だけど多分この手の人は、少数派だったのでしょう。
技術の優劣を評価する際、社外で通用しなくちゃ意味がない。だから、優秀な人は、社外で通用する技術を身に付けようとする。でもそれが社内では評価されず、割を食っていたというのが実情ではないかと思います。これを正当化する論理が「平等」、つまり、それほど優秀でない人にも機会を与えるべきという考え方があったのですね。
まあでもそういう共産主義的考え方が、いよいよ通用しなくなった、ということでしょう。そろそろ、古き良き時代の考え方は、改めなくちゃいけません。
しぶとい