アゴラ編集部の5/4付けアゴラ記事「報道の自由度ランキングで日本70位:関係者のアンケートで決めていいの?」へのコメントです。
中に引用されているやぶさめり氏の以下のXについてですが、これ、それほどいい加減でもないと思いますよ。
松本龍復興相「書いたらその社は終わりだから」
石井一副代表「あんまり調子に乗って書くな。映すなお前」
こんな事があっても民主党政権では報道の自由度ランキングが高かった。どれだけいい加減な指標か分かります。
民主党政権時代に我が国の報道の自由度が高かったのは、記者会見オープン化をしたためでしょう。これ、ゴルバチョフ氏のグラスノスチ(情報公開)にも匹敵する快挙でした。まあ、我が国の場合、鳩山政権がなしたことであったのですが。
たしかに、政権や官庁としては、マスメディアをコントロール下に置くと何事もスムーズに進むというメリットはあるのですが、それでは、我が国の後進性を世界に印象付けるだけ。
ここは、少々のやりやすさを犠牲にしても、先進国にふさわしい制度にしていくべきではないでしょうか。もちろんこれを我が国のジャーナリストなどに期待してはいけません。政権サイドからやる、ということですね。できれば快挙なのですが、、、
(5/5:自己返信しました。)
これはある種の皮肉。
まあ、我が国の場合、鳩山政権がなしたことであったのですが。
鳩山政権は、あまり深く考えることをせずに、世間で良いと言われることを何でもやっちゃった。記者クラブの問題に関しては、主に上杉隆氏が書籍で批判しており、この批判自体はまことにごもっともだったのですね。
あまり考えもせずに良さそうなことをやるというのは、一国を率いるうえで、褒められたものでもない。国を危機に導いてしまうこともあり得るのですね。
でも、自由とか、民主主義というものは、本来そうした不確実性を内包するもの。アナーキーな生き方と、リベラルというものは、通底するものがある。
鳩山政権は、そういう意味で評価に値するかもしれません。その後の二代は、唾棄すべき政権だと思うけど。
kurabuka