アゴラ編集部の7/16付けアゴラ記事「ヴァンス上院議員が共和党副大統領候補に:日本製鉄とウクライナは戦々恐々?」へのコメントです。
トランプ氏はルビオ氏やバーガム氏のような党内穏健派を副大統領候補として選び、党内融和を演出する可能性も指摘されていました。しかし、自身と考えの近いヴァンス氏を副大統領候補にしたことで、共和党予備選でニッキー・ヘイリーに投票した有権者が安心を供与されるかは分からなくなってきました。
これは、トランプ氏一流の対テロ戦略であるように思われます。
つまり、ひとたび暗殺の試みがなされた以上、同様の考えを持つ者が、まだ沢山いると思わなくてはいけない。一匹見かけたら30匹はいると思わなくちゃいけないゴキブリと同じなのですね。
ならばどうするか。ヴァンス氏を副大統領候補に指名したトランプ氏は「俺を殺ったところで、似たようなやつが大統領になるだけだ。無駄なことをするんじゃない!」と言いたいのではないかな?
この見立てがあたっているとすると、トランプ氏、なかなかの策略家です。先々、あまり彼を馬鹿にしない方が良いと思いますよ。
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