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どちらに転ぶか、暗殺未遂事件

長谷川良氏の7/19付けアゴラ記事「『トランプ暗殺未遂事件』の余波」へのコメントです。


暗殺未遂事件を生き延びて、「私は神に選ばれた」と考えるのは、トランプ氏に限ったものでもありません。かのヒットラーも、似たような状況下で、そう考えたのですね。トランプ氏が同じように考えるのは致し方ない。そして、自らに近い思想の持ち主を、後継者的立場である、副大統領候補に指名するのも当然と言えるでしょう。

でも、これがいかなる歴史をこの先に作り出すかは、神のみぞ知る。禍福は糾える縄の如し。人生万事塞翁が馬。このトランプ氏の幸運が、そしてバイデン氏のコロナ感染という不幸が、どんな結果を呼び寄せるか、が問題となる。ここにきて入ってくるニュースは、バイデン氏大統領候補辞退か、というものが多いのですね。

バイデン氏辞退の場合、カマラ・ハリス副大統領が上滑りした場合は、7月初旬の調査でもトランプ氏には後れを取っていた。しかし、ミッシェル・オバマ元大統領夫人が大統領候補になった場合は、7月初旬の調査では、トランプ氏を大幅リードしていたのですね。

ここで、バイデン氏が大統領候補を辞退した場合、民主党として「勝てる候補」を担ぐなら、オバマ夫人を担ぎ出すしかない。そしてこの場合は、民主党の勝てる確率もかなり向上する。ここは、世界の平和のためにも、そうすべきではないか。そう考える米国人も多いのではないかと思いますよ。

たしかにこれが、トムとジェリーみたいな、単純なアニメならトランプ勝利で決まりでしょう。でも、日本アニメのような複雑なストーリーである場合、この先の民主党内部の心理的葛藤を経てオバマ夫人を担ぎ出し、そして勝つ可能性も見えている。その時、米国は、ちょっと変わるのではないかな? そんな気がする次第です。

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