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東京と大阪、反原発感情の差は

櫻井三紀夫氏の7/27付けアゴラ記事「高騰する東京の電気料金の現状:なぜ大阪とこんなに違うのか?」へのコメントです。


民意は共感に左右され、共感には近接性の影響が強く作用する。これが、東京と大阪の違いでしょう。

つまり、福島の事故は、東京の人間にとっては身近なものだったけど、大阪の人たちからは、かなりの距離があった、ということ。

同様の効果は、欧州のいくつかの国で原発が強く嫌われる原因でもあるのでしょう。こちらでは、チェルノブイリの影響が欧州の広い範囲に及んでいたのですね。

欧州の反原発感情は、福島の事故で強化されてしまいました。同じことが日本で起こらないことを願うばかりです。つまり、もう一度原発事故を起こしたら、日本はおそらく再起不能になるということ。

蜂の毒と同じで、二度目が致命傷になることもままあるのですね。これは、外傷性ショック症状に喩えたほうが良いかもしれない。負った傷それ自体によってではなく、これを原因とするショックで死に至ることもある。原発事故にも似たようなところがある。この点は、気を付けなければいけません。

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