城繁幸氏の8/9付けアゴラ記事「なぜリモートワークでサボる人っていっぱいいるの?と思ったときに読む話」へのコメントです。
リモート時にサボりまくって最低限のことしかやらない人間も、オフィスで頑張って汗かいて働いてる(ように見える)人間も、本質的にやってることは大して変わらないだろうということです。
そういうことですね。これって、おみこしを担いでいるのと同じ。わっしょわっしょい言っていれば、仕事をしている気になるし、他人からもそう見える。でも、実際に担いでいるかどうか(肩に重さがかかっているかどうか)はわからないのですね。
ジョブ型といっても、単に、紙に役割分担を書いただけではだめで、実際が伴っていなくては意味がない。メンバーシップ型でこれを意味あるものにするためには、上に立つ者に抜きんでた実力が要求され、ほとんどの組織ではこんなことは不可能なのですね。
現実的には、業務をそれぞれ固有の問題を解決する「プロジェクトチーム」の形で実行すること。この問題に詳しいリーダーの下に、その解決に必要と思われるさまざまな専門家を集めて問題解決にあたる。これなら、各個人の役割分担も明確だし、仕事しているか、していないかは一目瞭然。能力給だって成果給だってきっちり支払うことができるのですね。
我が国の会社組織も、一部にはこういうやり方がなされている。喫緊の課題、トラブル、一大事、などですね。だから全部をこれでやることもできなくはないと思うのですが、たぶんそれができない理由は、これをやると無能なものがあぶりだされるから。そして、重要なポジションにそういう人がいるから、ではないのかな? 実際がどうかは、知りませんけど。
mikoshi