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「趣味人」石破対「役者」野田

八幡和郎の10/17付けアゴラ記事「野田佳彦は保守ではない①:安倍追悼演説でも自己宣伝」へのコメントです。


石破と野田はよく似た情緒的人情派だからどっちもどっちで攻めにくいので自民有利かとみえたのだが、髙市氏を支持していた保守派のかなりが、総選挙で自民が不振なら石破首相を早々に退陣させて髙市総理にできると勘違いし、さらに、野田佳彦は保守派であると思い込んで立憲民主党を勝たせたがっているという馬鹿げた状況だ。

石破氏と野田氏は、中道ちょい左というポジションは似ているのですが、どちらも「情緒的人情派」で似ている、というのはどうでしょうか。私には、全然別の性格であるようにしか見えません。

石破氏は、よく言われることですが、趣味人で、いわゆるオタク、ミリオタともいう。おのれの興味のためならカネも努力も惜しまない。だけど傍から見ればバカげたことをやっている。一方の野田氏は商売人(セールスマン)で、別の味方をすれば「役者」。おのれの担当する品物は、どんなものでも売ってしまう。どんな役柄も演じ切る役者でもあるのですね。

と、なりますと、来る選挙で与党が過半数割れした時の石破氏の奇策は、自由立憲民主党政権。かつて社会党委員長が総理大臣になったことを考えますと、役者の野田氏には、総理を演じるくらい、わけない話なのですね。まあ、そうしなければいけないほど大負けするか、といいますと、これはちょっとなさそうですが。

自民が敗けて高市氏という筋は、ちょっとなさそうです。最初から高市支持の数が不足しておりますし、比例で非安倍派が増えてしまったら、ますます不利になります。そう考えれば、石破氏降板の際のリリーフは岸田前総理、というのが最もありそうなところ。高市氏では、対野田立民にはますます不利になりますから、これはない。高市氏としては、ここはしばし、息をひそめてチャンスを待つべき局面です。

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