藤原かずえ氏の11/9付けアゴラ記事「大湯環状列石が指すのは夏至でなく立秋の日没方位です」へのコメントです。
我が国の風俗を紹介する魏略逸文に、以下の言葉があります。我が国では、春と秋が特別な日と考えられていたのでしょう。
其俗不知正歳四節但計春耕秋収爲年紀(その俗正歳四節を知らず、ただ春耕秋収をはかり年紀となす)https://momohahamatmkanehara.blogspot.com/2015/06/blog-post_50.html
英国のストーンヘンジは夏至(midsummer day)の太陽の上る方向を示しているのですが、これはこの日がケルト族の伝統的な祭日であったからだということです。
シェークスピアの“A Midsummer Night's Dream”は、「真夏の夜の夢」という訳が人口に膾炙しておりますが、本来の意味は「夏至の夜の夢」で、この日は妖精たちが恋人を結びつけんと暗躍する日だ云々と、たしか福田恒存氏になる訳者あとがきに書かれていたように記憶しております。
我が国のJune brideの起源もこれだ、とか。面白い話ですね。
betu