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消えゆく、既存メディアの問題

高橋富人氏の11/19付けアゴラ記事「兵庫県知事選挙と既存メディアの問題」へのコメントです。


日本のマスメディアが「中立・不偏不党」ではないことぐらい、はるか昔から、世界の常識となっております。本年の我が国の報道の自由度は、世界ランキング70位となっております。

「日本もそろそろ記者クラブにどっぷり浸かった御用聞きや音声ファイルの文字起こし、自己目的化した夜討ち朝駆けはやめにした方がいい」とは木村正人氏の助言です。https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/7c2c2bab8b6b8e33f77351bcc1d509afeaad9cb7

ここでいう『記者クラブにどっぷり浸かった御用聞き』は地方自治体にもあるわけで、今回の場合は兵庫県庁と大手メディアの共犯関係が、兵庫県の状況を伝えるに際しての「報道の自由度」を低下させているわけですね。

このあたりの事情は、以前もご紹介しましたが、2007年に出版されました魚住昭著「官僚とメディア」が扱っております。あれから17年経過いたしましたが、日本は全然変わっておりません。

朝日新聞は、自分たちが「既得権益層とみなされてしまった」などと嘆いておりますが、そりゃ事実だからしょうがない。ここは、既得権益を自ら拒否するくらいのことをしないと、信頼性回復はおぼつかない。年寄りにしか支持されないメディアは、いずれ消えるしかない。これを肝に銘じなくてはいけません。

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