株式会社識学さんの12/6付けアゴラ記事「管理職に必要な4つのマインドとは?」へのコメントです。
ふうむ、「公平」、「マネージメント」、「ボトムアップ」、「長期的視点」、ですか。まあ、形式的にはそういうことかもしれませんけど、「強いチームを作る」という観点からは、もう少し違ったアプローチもあるのではないかと思います。
このエントリーでは、感性的要素が否定的に扱われておりますが、モラール(意欲、やる気)の向上には感性的要素も重要です。でもそれは単なる感性ではなく、もう少し人間本来の精神的力、本能的部分に立脚した精神的機能に働きかけるということですね。
これを簡単に言えば、「コミュニティ」ということで、職場を強いチームにするためには強いコミュニティ意識で結ばれた集団であるべき、ということなのですね。そのコミュニティ意識とは三つ、「帰属意識」、「役割意識」、「依存意識」の三つです。
この中で大事なことは「役割意識」で、俺はこのチームのためにこれをするんだ、という意識で、管理職は個々のメンバーにこれをもたせるようにしなくてはいけない。そのためには、個々の成員の際立った能力を見つけて磨くこと。それを本人にも意識させることが大事です。これは、アリストテレスの言う「卓越性」を意識させることでもあるし、本人の美意識を育てることでもあるのですね。
この役割を、チームの他のメンバーが認めて頼ることで、本人も他のメンバーの力を頼り易くなる。つまり、相互依存意識が芽生える。このチームあっての俺だ、というわけですね。そうなればチームへの帰属意識も芽生える。おのれがこのチームの一員であることを意識し、誇りに思う。そうなれば、これは強いチームになれるわけです。世界を相手に戦うためには、そういうチームを作らなくてはいけません。
こむ
コミュsyou