谷本真由美氏の12/23付けアゴラ記事「日本に中国人移民が押し寄せる近未来を日本人は何も知らない」へのコメントです。
私は日本には現在21世紀の渡来人ブームが来ると感じています。ただしかつて日本にやってきた渡来人のように日本に溶け込もうとするのではなく、強い中国経済を一時期でも経験した人々は大変強気で日本を中国のように変えていくでしょう。
これは致し方のないこと。中国のやり方が優れていて日本のやり方が劣っているなら、中国式を採用して日本経済を強くするしかありません。これ、飛鳥~平安時代にかけても似たようなことをやっていたのではないでしょうか。
そもそも日本経済の大問題は少子高齢化で、若い労働力の頭数が増えることは、さしあたりの問題解決には役立つ。ただしその時、中国人が日本人に比べて能力的に優れていたら、日本人は中国人の下で働く、あるいは、高給取りは中国人で、低賃金のサービス業を日本人が担う、なんてことにもなりかねません。
だからといって、中国人を排斥してのんびりやっていたら、国対国の競争で日本は破れてしまいます。豊かな暮らしをしようと思うなら、社会制度をどうするかより、おのれの能力を高めるしかない。それができておれば、低賃金の労働力が豊富に得られれば、移民の労働力が経済を支える米国のように、急成長も不可能ではないのですね。
もちろん、中国人に無茶苦茶なことをされないよう、犯罪対策はきちんとしなくてはいけないし、マナーも徹底するよう、何らかの社会的対応が必要でしょう。それさえきちんとできるなら、歓迎降臨、じゃないでしょうか。