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「三方一両得」フジテレビ売却

岡本裕明氏の1/23付けアゴラ記事「どうするフジテレビ:不動産がメディアの2倍稼ぐ会社の末路」へのコメントです。


例えばそれらを具現化するには例えば先日カドカワを買収したソニーのように巨大メディアが地上波部門として運営した方がずっと理にかなっていると思います。仮にソニーなら不動産事業には興味を持たず、メディア事業の一本勝負ができるでしょう。(そうなれば会社分割ということになります。)こういうきっかけが他の地上波メディアにも影響を及ぼすことになるとみています。

これは面白いですね。ソニー(なり他の企業)がフジ・メディア・ホールディングス(FMH)を買収するのは非常に簡単で、いわゆるLBO(レバレッジド・バイ・アウト)という手法が使えるのですね。これ、フジのもつ不動産を担保に買収資金を借りて買収し、買収後、不動産をファンドに売却して、事業用不動産はそこから借りればよいのですね。

現在のFMH株のPBRは0.5以下ですし、含み益もかなり乗っているはずで、買収資金には事欠かないし、不動産売却でかなりの資金も手にできるのではないかと思います。まあ、FMH株の買収価格が簿価付近になると、そうそうぼろもうけはできませんが、その代わり、現在のFMH株のホルダーがぼろもうけできる。

今日は少し下げてしまいましたが、ここにきてFMH株が上がっている背景には、そうした期待もあるのでしょう。もちろんそれ以外に、堀江氏が出席の意図を明らかにしているフジの株主総会への参加権を得たいとの意図もあるのでしょう。このプラチナチケット、18万円は少々お高いですけど、その後で倍の値で売れるかもしれないとなりますと、一粒で二度おいしいことになったりいたします。

もうひとつ面白い点は、堀江氏、フジには何かうらみがあるご様子で(まあ、もちろんわかっていますけど)相当に言いたいことがある様子。この株主総会、テレビで実況中継すれば高視聴率が期待されるのですが、まずありえない。スマホで隠し撮りしてネットにアップすればアクセス稼ぎの大チャンス、なんて思惑があったりするのかも。まあ、他人の不幸を喜んだりしちゃいけないのですけどね。

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