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『文春誤報』の顛末やいかに?

池田信夫氏の1/29付けアゴラ記事「中居くん問題は週刊文春の『誤報スキャンダル』」へのコメントです。


この問題に関しては、12月26日の記事と1月8日の記事で記述内容が異なり、これを橋本氏も文春に指摘してわけですね。この点をフジサイドでは把握していなかったのでしょうか? 橋本氏はフジの番組にも出演するなど、無関係ではないですから、何らかの情報伝達があっても不思議はないのですが。https://news.yahoo.co.jp/articles/d713ceef242f2015f8c7873647051f51f116523d

ここで非常に不思議なのは、その後の議論がすべて12/26号を正として行われ、1/8の記述は無視されてしまった。フジを批判する人たちが12/26号をベースとするのは、フジ側の罪がわかりやすいからという理由があるにせよ、何故にフジの側が1/8号の記述をベースに反論しなかったかという点が大いなる謎なのですね。

まあ、邪推をたくましうすれば、文春12/26号の記述したくらいのことは「あっても不思議はない」などという意識がフジサイドにあったのではないかな? もちろん、公式見解では否定しているのですが、この手のことは良くある話なのですね。しかし、フジの誰かは12/26号と1/8号の記述に気付いていただろうし、橋下氏も何も伝えないというのは、ありそうな話ではない。この情報がなぜ有効に使われなかったかが謎であるわけです。

ありそうもない陰謀論としては、この際文春を潰してやれと、フジのサイドで火の手を大きくした、などという可能性もまったくゼロではない。そういう意味では第一回の閉鎖的記者会見は、フジの作戦通りに展開してくれたし、スポンサー企業の対応も計算通りということになる。でもまあ、そこまではやらないと思うのですね。

このあたりの事情につきましては、今回の事件の、ある意味、本質にかかわる点ですから、第三者委員会にはぜひ、文春の二つの記事表現がフジのサイドでどのように取り扱われたかという点に関しても、明白にしていただきたいと思います。


本件、橋下氏からの詳しい話が出ておりますね。https://news.yahoo.co.jp/articles/e5d381bbe872599ff3d1fc4f4d3670c1e7dee0e3?page=1

12/26号の「A氏に誘われた」を1/8号では「中居さんから誘われた」に『しれっと訂正』しているのは『ひきょうだ』と橋本氏は主張しております。しかし一方では、フジテレビのコンプライアンス体制の不備についても言及しているのですね。

この、正式な訂正記事ではない『しれっと訂正』が、どの程度訂正として認められるかはわからないのですが、橋下氏の目から見ても『訂正』であることには変わりなく、フジテレビがこの点に言及すれば、「(フジ社員は)関与していません」との港前社長の言葉も説得力をもったはず。あの10時間の記者会見など、する必要はなかったはずなのですね。

そうなってまいりますと、フジテレビが文春に損害賠償を求めるのは、なかなか難しくなる。『しれっと訂正』をどの程度有効な訂正と認めるかが問題ですけど、訂正しているという事実には変わりなく、フジの損害を100%補填させることは難しいのではなかろうかと思われます。少なくとも、フジサイドで1/8号の記載を指摘して自社のかかわりを否定しておれば、これほどひどい状況にはならなかったはずなのですね。

そうなりますと、フジの経営陣に対する株主代表権訴訟は、やはり行われるかもしれない。ここは、血で血を洗う訴訟合戦になるかもしれず、当面は目が離せないところです。 


(1/30、ブログのみに追加)ENCOUNTのニュースを見ますと、橋下氏も、フジが1/8の文春記事の表現変化を指摘すべきであったと主張しておられます。普通そうだと思いますよね。


(1/30自己フォローを入れております)

傑作な追記がついております。

【追記】週刊文春の続報によると、ホテルでパーティが開かれ、それを設営したのは問題の編成部長だったと現役アナウンサーが証言している。ADがパーティを手伝い、寝室で「タレントが全裸になって手招きしていた」というが、性接待が行なわれたかどうかは不明だ。

文春側の責任を追及する議論が起こってまいりますと、文春サイドからフジの悪事を暴露する追加情報が提供される、ということでしょう。こうなってまいりますと、フジは文春の責任を追及しづらい、ということでしょうね。

でも、その他の人たちから見れば、フジがいくら傷付こうとも全然関係ない。ここは文春に大いに暴露記事を書いてもらいたいところ。そうなりますと、大いに文春の責任を追及する、という方向性もあるのかもしれません。アゴラさんにも、大いに頑張っていただきたいところです。

全部出尽くしたところで、フジは文春を訴える、なんてことにもなるかもしれません。とは言いましても、その時点で両者ズタボロ、ということであったりいたしますと、フジにとりましては、さして救いにもなりそうにありません。


(ブログ限定)ふうむ、これ、ウルフ・オブ・ウォールストリートみたいな話ですね。

ディカプリオの向こうを張って、中居君主演映画「ウルフ・オブ・お台場」なんて映画をつくったら、大ヒットするかもしれませんね。フジの本社ビルはCGで作る。玉を二つにして真ん中にミナレットを設けておけば、文句も出ないでしょう。

お色気たっぷりのエンターテイメント映画、ネットフリックスあたりがやりそうな気も致します。まあ。歌と踊りは、もっと上手な人を起用したいところ。まあ、3DCG合成という手もあるかもしれませんが、それを言うなら中居君もAI合成画像という手があるかもしれない。それなら「引退」に嘘もない。

フジスキャンダル、世界的話題になっておりますから、ハリウッド逆襲も、夢でないかもしれません。

乞う、ご期待、かな?

1 thoughts on “『文春誤報』の顛末やいかに?

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