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巧言令色の徒と、剛毅朴訥の者

アゴラ編集部の2/10付けアゴラ記事「トランプ大統領『石破首相はハンサム』『偉大な首相になる』:安倍元首相との不仲説は嘘?」へのコメントです。


「巧言令色鮮し仁 剛毅木訥仁に近し」という言葉があります。これ、「ことわざ」なんていう人もいるのですが、論語の一節、つまりは孔子さまのお言葉なのですね。

その意味は、口先(巧言)や顔つき(令色)だけ良い者に仁者は少なく、意思が強く(剛毅)口下手(朴訥)の者こそ仁者に近いという意味なのですね。

これ、ポリティカルコレクトネスやらLGBTXやら温暖化やらSDGsやらその他もろもろを声高に叫ぶ人たち(巧言令色の徒)と愚鈍にビジネスや政治活動をする者(剛毅朴訥の者)との対立という文脈で見れば、まさにトランプ氏も石破氏も剛毅朴訥側に位置するのですね。

まあ、そういう見地からすると、ここで、石破氏とトランプ氏が意気投合したのは必然的であったともいえる。つまり、意思が強い(というより強情者)のトランプ氏と口下手の石破氏は、ともに『剛毅朴訥』に括られるのですね。

それは良いのだが、トランプ氏が石破氏を「ハンサム」と持ち上げたのはちょっと問題。喜んでいちゃいけません。なにぶん、ハンサムはすなわち「令色」なのですから。まあ、トランプ氏がそこまで理解していなかった、という可能性も高そうですが。

1 thoughts on “巧言令色の徒と、剛毅朴訥の者

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