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それぞれ問題を抱えるニッポン

長谷川良氏の2/22付けアゴラ記事「ヴァンス米副大統領の『爆弾発言』2弾目」へのコメントです。


文部科学省は東京地方裁判所に提出した陳述書を捏造するなど、旧統一教会の解散に突進しているが、そのプロセスで信者たちの「信教の自由」を蹂躙している。まさに、文部科学省の対応は「反キリスト教的な偏見」といえるだろう。

この部分は、やむを得ない側面があるということを、統一教会側の人たちも認識しておかなくてはいけません。つまり、寄付金集めをやりすぎた、ということですね。そういう意味では、犯人にも一分の理はありました。

政府の対応は、たしかに、これはこれで行き過ぎのきらいもあるのですが、90年代のオウム真理教による毒ガステロ事件を経験しているが故の過剰反応もあり得る、少なくとも、二度目は許されないという切迫感もあったのでしょう。

マスメディアの統一教会叩きは目に余るものがあるのですが、統一教会が反共団体という性格も有していたこと、被害者が安倍氏であったことから、サヨク的傾向の強い我が国のマスメディアが暗殺犯にシンパシーを寄せてしまうのも、わからないではない。しかし、要人暗殺ということの重要性、危険性に照らすと、このようなメディアの対応には大きな問題がありました。

このようなおかしな報道がなされた背景には、我が国の報道の自由度が低いという問題があり、これは国際的にも認識されている。その他、司法の公正さにも疑問が抱かれ、我が国の司法権は限定的な扱いを受けている。これは大いに問題ではあるのですが、すでにそうなっているのですから、これ以上攻められることはなかろうなどと、変な安心感も感じてしまいます。もちろんこれは、なんとかしなくちゃいけない問題ではあるのですが。

1 thoughts on “それぞれ問題を抱えるニッポン

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