アゴラ編集部の3/14付けアゴラ記事「トランプ政権の関税圧力はコメ高騰に悩む日本の庶民を救うか?」へのコメントです。
「700%じゃないも~ん、400%だも~ん」と言えないところがつらいところですね。
400%でも十分に高いから。そんなことを言った日には、「じゃ、米国は日本車の関税を400%にするね」、なんて言い出しかねない。
だから、最初のトランプ氏の批判を「間違っている」などというのは、それ自体正しい言葉だけど、何の意味もない反論でした。
結局のところ、日本は、「ボク間違ったことなんてしてないも~ん」といった基本認識を改め、すねにたくさん傷があることを認識したうえで、さまざまな批判に対してリアクションしていかなくてはいけないのですね。おのれのすねの傷など、みたくもないし、認めたくもないだろうけど、すねに傷がある以上は、それを認識しておかなくてはいけない。
それは、関税以外にも、日本の社会の中の、いろいろな部分に存在しておりますので、注意しなくちゃいけない。その見つけ方ですけど、ざっくり言えば「既得権益」を探せばよい。すねの傷は、結局のところ、非合理的・非公正的社会慣行ですから、それは合理的か、それは公正かという目で見ていけば、どこに日本のすねの傷があるか、わかろうかというもの。まあ、わかる人には、という制約はあるかもしれませんけど。