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「形から入る日本」の選挙運動

谷本真由美氏の3/24付けアゴラ記事「日本は選挙運動のやり方をすぐに変えるべきだ」へのコメントです。


日本では今まで慣例だからということで先進国ではほとんどやっていないような選挙活動を未だにやっているわけですが、税金も限られていますし高齢者の介護費用もかかる上に、これからは安全保障の費用もどんどん上がっていきます。…


選挙運動を簡素化すれば政治家の人の身の安全も確保できますし、お金もあまりかからない上に騒音もありません。良いことだらけなのになぜ反対するのでしょうか?

日本は伝統的に「形から入る」という性質があり、選挙といえば、選挙ポスター、街頭演説、候補者名を連呼する選挙カー、白い手袋で握手しまくり、等々がないと気が済まない人が多いのでしょう。

選挙も民主主義を遂行する、ある種のビジネスプロセスなのですから、何をどのようにしてそれが機能しているかを解析し、新しい技術を取りこんで合理化する可能性の検討も、常に行わなくてはいけません。それが、税金を使って種々の行事を取り進める責任者の義務なのですね。

それが、形から入るなどという文化故に、おいそれと変えられないとしたらばかげた話です。歌舞伎やってんじゃないんだから。ここで出てまいりました「安全への配慮」は、説得力のあるキーワードですから、これを機に、制度の見直しを行うのは良い考えだと思います。

まあ、何事も変えるとなりますと、これまでのやり方で利益を得てきた人たち(ポスターを印刷したり街宣車の改造をしたりする人達などなど)からは様々な圧力が加わるのでしょうけど、この手の声に目をつぶるくらいのことは、予め覚悟しておかなくてはいけません。ここは、頑張りどころだと思いますよ。

1 thoughts on “「形から入る日本」の選挙運動

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