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コスパ思考はなぜコスパ悪いか

黒坂岳央氏の4/26付けアゴラ記事「コスパ思考の人生はコスパ悪い」へのコメントです。


現代社会において、「確実な即時リターン」がなければ動けない人が大半。

だからこそ、あえて“割に合わないこと”に取り組める人間は、レアであり、その努力体験そのものが価値を持つ。

さらに、そうした“地味で泥臭い努力”は他者からの共感や応援を生む。SNS社会においては、この「応援される構造」自体が新たな資本になり得る。

努力する姿は承認欲求を満たし、その過程がストーリーとなってブランド価値を形成していく。つまり、非効率を選び抜いた行動こそが、実は最も高コスパな自己投資なのではないかという逆説に行き着く。

このエントリーを見て思い出したのが、8年ほど前に出ました堀江貴文氏の「バカは最強の法則」の「Episode6 ビジネスはギブ&ギブ、おまけにギブ!」です。

その趣旨は、ギブ&ギブで信用をつけて商売につなげるということで、確かにベンチャーを起こすなどということになりますと、最初から儲かるわけもない。先ずは製品なりサービスを使ってもらうことから始めなくてはいけないし、更にそれ以前に知名度を上げること。この時点では、ギブあるのみなのですね。

まあ、最近のあたらしいサービスも、「無料サービス」をうたうものが多くあるのですが、中には罠が仕掛けてあるようなものもあったりして油断も隙もない。そういう会社は信用を失うリスクが高いのですが、いちげんさん相手と割り切ったジネスならそれも良し、ということかな? あまり効率的とも思えないのですけどね。

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