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軍事的にも深刻化する半島情勢

アゴラ編集部の4/30付けアゴラ記事「李在明氏、韓国野党予備選で圧勝:『反日』姿勢はトーンダウン?」へのコメントです。


反日的な発言で物議を醸している李氏ですが、今回の選挙戦では軌道修正を試みています。これは、北朝鮮の脅威や米国の抑止力の低下により、安全保障への懸念が高まっている韓国国民への配慮と考えられるでしょうか?

韓国国民への配慮というよりは、トランプ氏が軍事不介入の方向に進んでいる現在、朝鮮半島をめぐる軍事情勢も微妙な状況にあるという現実を反映したのではないかと思いますよ。

なにぶん、ウクライナでの戦功により、金正恩は大いに気を良くしている。この先、朝鮮で動乱が勃発すれば、ロシアの援助も期待できる。米国に一矢を報いたい中国政府としては、金正恩に南進をそそのかすことが、あっても不思議はない。米国が不介入となれば、核を保有している北には、極めて有利な展開が見込まれます。ロシアがウクライナでしているようにやればよい。

こうなりますと、韓国にとって頼りになる国は、日本くらいしかない。これまで散々、日本の軍国主義化を非難してきたものだから、日本に韓国を救う能力はほとんど育っていないのが実情だけど、それでも、ここで反日姿勢を強めることは自殺行為に他ならないのですね。

まあ、韓国がまともになってくれることは、ありがたいことではありますが、この状況は日本にとっても大いに困った状況です。ここは、半島情勢もにらんだ上で、米国が逃げ出さないよう、何らかの手を打っておく必要があるのではないでしょうか。

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