岡本裕明氏の5/8付けアゴラ記事「盛り上がらない参議院選:文春に『闇献金』をすっぱ抜かれた石破首相」へのコメントです。
文春を含め週刊誌報道ではこの手の特ダネは割と古くからつかんでおり、報道するタイミングを計っています。報道する側としては当然雑誌の売れ行きを考えたビジネス的判断でありますが、すっぱ抜かれる本人にとっては最もタイミングの悪い時期にあたるわけです。
今回の選挙は参議院選なので政権へのインパクトは限られるといえば限られますが、与党が過半数を取らなければ政権運営は非常に苦しいものになり、負け方次第では首相の責任問題に発展しやすくなります。
文春がタイミングを計る一方で、野党もタイミングを計っておりますよ。この先、石破氏の旗色が悪くなり、国民の批判の声が高まりますと、不信任決議案が出されるのではないでしょうか。
現在の衆院は与野党逆転ですから、野党がまとまれば不信任決議案可決もないわけではない。その時、石破氏の打てる手は、総辞職→総理指名選挙か、衆院解散→総選挙ですが、前者は野党の総理が選ばれる公算が大であり、与党不利の状況下では即解散ともなりかねない。ならば、自民与党での解散の方がマシということになるのではないでしょうか。
ふうむ、ことと次第によっては、衆参同日選、なんて展開もあるかもしれませんね。それで政権交代などということになりますと、悪夢再びです。
この疑惑、うまく逃げ切れるならよいのですが、それが難しい場合には、早期にどなたかに総理総裁職を譲り、出来れば維新あたりを与党サイドに引き込むなどの手を打つのが正解であるように思います。その予測、もっとも的確にできるのは、石破総理ご本人じゃないか、とも思うのですが。
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