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問題を解決する、内外二つの道

自由主義研究所の5/29付けアゴラ記事「日本の国債市場は崩壊している?」へのコメントです。


ここ数十年、日本は崖っぷちに立たされています。政府債務はGDPの263%に達し、アメリカで言えば65兆ドルの債務です。

債務残高の対GDP比を下げる道は二つあり、一つは債務残高を減らすことですが、もう一つ、GDPを上げる、という道もあるのですね。

わが国は、過去30年にわたりGDPがほとんど増えていない。この間米国のGDPは3倍以上に増加しているのですね。我が国の経済成長を妨げている原因を取り除き、早急に遅れを取り戻すことができれば、この問題は自動的に解決いたしますし、他の様々な経済問題も同時に解決するのですね。https://ecodb.net/exec/trans_image.php?type=WEO&d=NGDPD&c1=JP&c2=US&c3=CN&c4=DE&c5=GB&c6=FR&s=1995&e=2025

わが国の経済成長を妨げている大きな理由として、硬直した人事制度があげられ、無能な人物がリーダー的ポジションに居座ってしまっているという問題があります。他にもいろいろな問題があるかもしれませんが、まずは雇用制度の改革から手を付け、能力主義を徹底することから始めるのが良いのではないかと思います。

首切りを容易にするということは、一見、働いている人たちに不利益を与える制度改革に見えるかもしれませんが、能力不足の人を解雇するのは効率的な組織運営に欠かせませんし、またそうするからこそ、能力に優れる若い人たちに機会を提供できるというもの。なんでも批判すればよいというものでもない。先ずはよりよい社会制度を目指さなくてはいけません。

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