池田信夫氏の6/17付けアゴラ記事「グーグルはコロナ言論を検閲して過剰反応をあおった」へのコメントです。
尾身茂氏の発言を機に、コロナ感染中のワクチンや行動制限についての異常な言論統制があらためて問題になっている。その被害者であるアゴラとしても、当時の言論を検証しておきたい。
Googleがコロナ関連記事を検索対象から外したことは、医学に詳しくない人の独断的メッセージの悪影響を考えると妥当なことだと思います。
医学者である岩田健太郎医師と、中村ゆきつぐ氏の古い書き込みへのリンクを以下に記しておきますが、ほぼ妥当な論説であると思います。https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/517429/1/ http://blog.livedoor.jp/dannapapa/archives/5287202.html
ちなみに(医学者でない)私もいろいろと発信いたしましたが、私の立場は確率過程を修めた者という立場で、じつは、ネットにおける話題の発展と疫病の伝搬は同じ確率モデルで表されるのですね。で、前者に関する研究で学位もいただいておりますので、一応は専門家の立場での書き込みということになります。
指数関数は、普通の感覚と異なる、異常な増加を示すことが知られております。疫病の伝搬も指数関数的に生じるため、異常と感じられるかもしれません。トランプ氏が考えていると言われる期間100年の割引債は、利率7.2%とすると、額面の1/1000の価額で発行しなくてはいけない。この常識では計り知れない数字も指数関数の生み出したもの。気を付けないといけません。
返信がついております。
渡辺井文
ポイントはGoogleが何を「正しい」とし、何を「間違っている」と判断するかということです。一つわかりやすい例を挙げてみましょう。民主党信者には「民主党をけなす動画は間違っている」と考える人がいます。
マスコミが一部の勢力に牛耳られると、民主党が与党になることもあります。情報のコントロールは大きな影響力を持ちます。歴史的に見ても、マスコミとの対峙はヒットラーの時代から課題です。
瀬尾 雄三
渡辺井文さん
> ポイントはGoogleが何を「正しい」とし、何を「間違っている」と判断するかということです。一つわかりやすい例を挙げてみましょう。民主党信者には「民主党をけなす動画は間違っている」と考える人がいます
基本的には、それぞれの活動をする主体は、それぞれの判断に従って行動すればよい、ということでしょう。その判断に対しては、当然、批判する自由はあるのですが、その行動を強制することは誰にもできません。
医学的知識に乏しい人が、コロナへの対策に対していろいろ批判するのは、その人の自由なのですが、これを拡散するかその拡散を抑制するかは、拡散手段を担う主体の自由なのですね。つまり、Googleは、それが有害であると考えれば、サーチ対象から除外することはGoogleの判断にゆだねられるわけです。
実は、アゴラも私のコメントをブロックしていた時期がありました。池田氏に批判的なコメントを、アゴラはブロックしていた時期があったのですね。で、明らかに池田氏が誤っていると思われる場合もそうしていた。これでは、アゴラのエントリーは信頼性を失ってしまいます。ポパーの言う「反証可能性」が担保されないのですね。まあ、ネット全盛の時代、発信手段はアゴラ以外にも多々ありますから。少なくとも、アゴラで消されても、私のブログには残っているのですね。
まあでも、それはアゴラの自由ですから、私はそれを批判したりは致しません。当時のアゴラは、その程度のメディアだったというだけの話。最近は、かなりまともになっております。まあ、「中国」の呼び名に関するエントリーをこそっと消したのは、少々みっともないですけど、昔に比べれば、相当まともになっております。これ、褒めているのですから、誤解無きように願います。
wakutin