篠田英朗市の7/14付アゴラ記事「トランプ奇人論に基づく関税交渉の約束された破綻」へのコメントです。
トランプ大統領が、8月1日の一斉関税引き上げで、一連の関税交渉を終了にしたい意向を持っていると伝えられている。日本に対する関税率は25%だ。
「8/1の引き上げで関税交渉を終了にしたい意向」と同時に、「日本が急激に方針変えている」との見解を示していますね。ここが勝負どころ。特に、参院選後の10日間で、すべてに決着をつけなくてはいけません。おそらく、政府・与党はこの準備を着々と進めていると思いますよ。https://news.yahoo.co.jp/articles/28f83f56b4854a23d225f22978a83f62e146bd21
トランプ氏を評論家や一般人が馬鹿だとか奇人変人であるなどというのは、まあ、失礼な話ではあると思うけど、これは許されてしかるべき範囲でしょう。でも、一国を率いる総理大臣がこれでは困る。「馬鹿と鋏は使いよう」といいます。馬鹿の使い道なり奇人変人を御す道を出していかなくてはいけません。
まあ、その道は素人が考えてもおおよそは見えてくる。日本農業にさほど大きなダメージを与えない形で、まずは、米国米の輸入を増やして備蓄米に回す。自動車に関しては、日本の非関税障壁を改めるための委員会を日本サイドで立ち上げて米国関係者の参加を求めるといったところでしょう。
日本農業をどうするかという問題は、現在でも、特に小規模農家の先行きは非常に苦しく、生産性を上げる改革が避けられないところまで来ております。しかしこれに関してまで米国側の介入を認めてしまうと、まとまる話もまとまらなくなる。ここは、やる方向を示すのみで、何とかお引き取りいただければよいのですが。