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寛容原理と現実のより良き理解

アゴラ編集部の7/23付けアゴラ記事「現実理解の更新報道を否定:続投の意向を明言」へのコメントです。


石破氏が必ずしも人格高潔な人であるとは言いませんけど、ここは「寛容の原理」に従って解釈しないと、現実を把握することは困難だと思います。寛容の原理:https://kotobank.jp/word/%E5%AF%9B%E5%AE%B9%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%90%86-49721#goog_rewarded
https://d.hatena.ne.jp/keyword/%E5%AF%9B%E5%AE%B9%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%90%86 

寛容の原理とは、上のURLは少々わかりにくく、AIに聞いていただくのが早いかもしれませんが、要は、相手の言っていることを、できる限り合理的な主張であるように解釈しなければいけない、ということです。

これに従いますと、石破総理の「続投」の主張は、「ここで辞めるというわけにはいかない」との主張であると解釈すべきと考えられます。その理由は、トランプ氏との間で、やっと合意に至ったという背景があり、これを最後まできちんと詰めずに辞めてしまうと、この合意がなかったことになってしまうかもしれない、これを恐れたのではないかと思います。

最初に出ました石破辞任の報道も、「辞任する腹を固めた」といった報道で、すぐに辞任すると言っているわけではない。日米交渉の合意を花道に、といっても、まだこれがきちんと形になっているわけでもない。選挙結果の検証についても、これからやると言っているわけで、8月末ごろにこれらが片付くような話だったように理解しております。

結局のところ、この先一月ほどは、総理辞任を棚上げとして関税問題に決着をつけ、その後、自民党総裁辞任、新総裁の選出を行った後に、石破総理が辞任して、首班指名選挙に至る。この形がベストだし、そういう風に石破氏とその周辺は考えておられるのではないかと思います。これがすなわち、寛容原則に従う理解、というものではないでしょうか。

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