黒坂岳央氏の8/16付けアゴラ記事「145カ国で最も仕事のやる気がない日本人」へのコメントです。
参照されているギャラップ調査結果は、2024年版ではないでしょうか。2025年版のp6は以下のようになっています。https://www.equoranda.com/wp-content/uploads/2025/05/state-of-the-global-workplace-2025-download-1.pdf
2024年には、世界全体でエンゲージメントの高い従業員の割合は23%から21%に低下しました。過去12年間でエンゲージメントが低下したのは、2020年と2024年の2回のみです。昨年のエンゲージメントの2ポイントの低下は、COVID-19によるロックダウンと外出自粛要請があった1年間の低下率と同等でした。
日本のエンゲージメントの高い従業員割合は7%(同P125)ということで1%の変化となっております。2024年版に記された2023年の数値を、本エントリーは5%としておりますが、実際は6%だったのではないでしょうか。これは、他のウェブ記事からも推察されます。https://roukijp.jp/?p=10631
この手の調査結果は2022年5月に経産省が公開した「未来人材ビジョン」でも報告されております。もはや日本人社員のやる気のなさは、世界の常識となってしまったのではないでしょうか。https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001-1.pdf
これは、本エントリーにありますように、AIの普及が日本のホワイトカラーには大惨事となる可能性が濃厚です。早い段階で何らかの手を打っておく必要がありそうです。