尾藤克之氏の8/31付けアゴラ記事「石破の締め付け、小泉の刺客:決定的な違いとは?」へのコメントです。
「前倒し総裁選が決まった瞬間に石破首相が衆院解散する可能性」などという話もあるのですね。このケースは、ひょっとすると、非常に面白い展開になるかもしれません。
つまり、この場合は総裁選前倒しが決まっているわけですから、衆院選は新総裁の下で戦われるわけですよね。選挙が目先にありますから、ここは、人気者を目立つポジションにおいて、有能な方で周囲を固める。まあ、小泉官房長官あたりがありそうなところです。うまくすれば、この選挙、自民大勝になるかもしれません。もちろん、新総裁次第ですが。
で、その新総裁はだれか、という点が問題になるのですが、そもそも総裁選に石破氏が立候補するなら、総裁選前倒しに反対する人は石破支持が筋ですから、総裁選に出るわけにはいかない。総裁選に出ようかと思う人は、総裁選前倒しに賛成するしかない。そして彼らを支持する人も、総裁選前倒しに賛成する公算が大なのですね。
と、いうことは、この先、総裁選前倒し派が急増する可能性があるということ。何事も大義名分が必要ですけど、9月2日の選挙総括発表がよいきっかけになりそうです。前回総裁選に出た方々とその支持者たちは、かなりの比率で前倒し賛成、ということになるのではないかな?
前倒し総裁選なら衆院解散というのは、そもそも筋違いではあるのですが、この話が出た瞬間に、前倒し総裁選から衆院解散となる確率が格段に高まったということではないでしょうか。つまり、自民党には一筋の光明が見えてきたということ。面白くなってまいりました。
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