アゴラ編集部の9/26付けアゴラ記事「パナソニックが黒字下で1万人リストラ:10月から早期退職募集」へのコメントです。
これって、どこへでも移れる自信のある社員にしてみれば大チャンスですね。今回の募集が見送りとなりました「パナソニックエナジー」と「パナソニックコネクト」の方からは文句が出そうです。これらの部門の処遇は、見直さなくてはいけません。もちろん、年俸増額の側にですよ。
私も実は、早期退職募集に応じて数千万円(の下の方)の割り増し退職金をいただいて転職したことがあります。より通りのよい会社に転職して年俸も上がって、割増退職金は丸儲け。実はそういう話は一般的でして、早期退職を募集すると、まず応募するのが優秀な人材というのは、至極一般的なのですね。我と思わん者は、この手の話に乗らなくてはいけません。
まあ、私がいただいた割増退職金はつつましやかなものでしたが、当時の日本市場の株価が低迷していたこともありまして、そこにキャッシュを突っ込んで何倍かにしております。今は株価が上がっておりまして、私が動いた当時ほどにはおいしい時代ではないかもしれませんが、今回のパナソニックの最大5年分の年俸上乗せは大盤振る舞いというしかない。これ、いただかない手はないように思えますね。
もちろん、このチャンスをものにするうえで大事なことは、どこへでも移れるだけの状態に自らを持っていくこと。学会発表をし、特許をたくさん出し、社外の人とのおつきあいを広めて、己のポジション(人材としての価値)をつかんでおくことが肝要かと思います。そうしておけば、どのようにふるまえばどのようになるかは、あらあら見当が付くというものです。
もちろんそのほかにも道はあり、副業で身が立つ見通しをつけておくのもよいし、投資を成功させて一定の資産を積み上げておくのもよい。いずれにしても、大企業の正社員のポジションに安住するのではなく、常にチャンスをものにできるようにしておくのが、おいしい人生を送るための決め手です。『常在戦場』、ですよ。
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