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流動化時代は長続きしますか?

篠田英朗氏の10/14付けアゴラ記事「流動化し続ける日本政治の新しい日常」へのコメントです。


長期的な見通しとして、「流動性が高い」ということを、若年層の支持傾向を、人口動態を兼ね合わせながら見ていくことはできる。おそらくは第二次安倍政権のような安定政権は、過去の遺物となり、非常に流動性の高い状況が続くのではないか。

「流動性が高い状況」というのは、仮に玉木総理が実現しても、短期政権で終わる可能性が高い、ということですね。そもそも現在の野党が連立政権を組むということは、思想・政策が極端に異なる複数の政党が集合してはじめて成立する、不安定要素を内包しております。「総論賛成・各論反対」は世の常。すぐに内輪もめが始まることは、火を見るよりも明らかです。

第二次安倍政権が「一強」などと言われるようになったのは、その前の民主党政権がダメダメだったから。今の段階で野党連立玉木政権が誕生したとしても、似たような結果になるのではないでしょうか。維新と立民の間の溝を埋めることは容易ではなく(てか、ありえず)、短期のうちに分裂することは、ほぼお約束なのですね。

維新が離反すれば、これに自民と右派政党を合わせて過半数となり、内閣不信任案が通ってしまいます。こうなりますと、その後に生まれるのは高市総理一強時代ではないでしょうか。玉木政権のダメさ次第では、衆院選での自民圧勝もあり得ますし、それがなくても、自民・維新連合で主導権がとれるのではないでしょうか。

そういうわけですから、この先の展開がどう転んでも、そうそう悲観する必要はない。ここは、高市総裁といたしましては、己が正しいと考える道をまっすぐに進むだけです。

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