黒坂岳央氏の10/21付けアゴラ記事「OneDriveは実質的なMS製ランサムウェア」へのコメントです。
いろいろなやり方があると思いますが、自分が操作しているPC内にファイルを置くのが簡単だと思います。つまり、ディレクトリ”C:\Users\自分のアカウント\Documents” の下に、”Work”などのディレクトリを作り、この下に自分の作業用のファイルを置けばよいのですね。エクスプローラーでこのディレクトリに至るには、「PC > Windows(C:) > ユーザー > 自分のアカウント > Documents」とたどればいけます。
デスクトップからこのWorkディレクトリを開けるように、デスクトップにWorkディレクトリへのショートカットを設けておきます。このようにしておけば、バックアップをする際にも、Workディレクトリを全部バックアップすればよいわけですから、話は簡単です。
その他、最近のハードディスクはSATA(シリアルATA)が一般的ですから、SATA/USB接続ケーブルを買ってくれば、個人でも簡単にハードディスクをUSBコネクタに接続することができます。古いPCのハードディスクを取り出して、外付けドライブにできるのですね。この際、デスクトップに使われている3.5"ドライブには100Vから電源を作るタイプのケーブルが必要です。ノートPCの2.5”ドライブならUSBから電源が供給できるのですが。
古いPCからハードディスクを取り出す利点は、廃棄PCからデータを抜き取られるリスクを避けるという意味もあるのですが、HDDが生きていれば、古いデータがそのまま使える。もちろん、なるべく早い時期に、他の媒体にバックアップすることをお勧めしますが、ある日突然PCが壊れても、最新データを救うことができるかもしれません。
以上は旧式のやり方で、今はクラウドを使うべきと言われたら何とも言いようがないのですが、この手の旧式のやり方は、結構信頼性が高かったりいたしますので、こういうやり方も、心の隅にでも置いておかれたら良いのではないでしょうか。