清谷信一氏の10/29付けアゴラ記事「中国やロシアより、熊の方が我が国の深刻かつ『今そこにある危機』では?」へのコメントです。
この問題は、シンゴジラ公開の際も議論されましたが、他国が放った生物でない限り、現行法の元での自衛隊の防衛出動は難しいようですね。元は、石破防衛大臣の御説でしたが。https://business.nikkei.com/atcl/opinion/16/083000015/083100001/
現在の体制では、相手がゴジラの場合も、まずは猟友会が相手にしなくてはいけないと。今回は、この段階を過ぎておりますので、次は警察、ということになります。これで手に負えない場合が問題ですが、自衛隊の防衛出動は、生物相手を想定しておらず、法的に困難である様子です。ただし、「訓練」ということであればなんでもできるとの考え方もあり、今回はこちらで行くのが良いかもしれません。https://michsuzuki.hatenablog.com/entry/2024/11/01/185312 https://president.jp/articles/-/79277?page=4
この際、大勢の住民がいる街中で、いきなり実弾を用いた訓練を始めるのも穏やかではありませんから、まずは、熊がいそうな山中の一定区域を指定して、住民に立ち退いていただいたうえで、自衛隊が訓練をする。想定として、他国から侵入した武装ゲリラが山に立てこもり、近隣住民に被害が発生している、などが考えられるでしょう。
町に近い山中の駆除が完了したら、より山奥へと訓練区域を移動し、当面の危険を排除する。ドローンなども使用して徹底的な索敵を行えば、熊の危険性は相当に排除できるのではないでしょうか。
小泉防衛大臣が陣頭指揮を執る、対熊せん滅大作戦(演習)、ちょっと見てみたいものです。