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勝てるギャンブルは、勝ち逃げ

内藤忍氏の11/27付けアゴラ記事「カジノはダメなのにナゼ宝くじは良いのか?」へのコメントです。


カジノではバカラやブラックジャックなどがプレイされますが、これらのゲームの期待値は99%程度と言われています。スロットマシンでも90%以上の期待値があります。還元率を見るとカジノは宝くじよりも圧倒的に良心的なゲームといえます。

ギャンブルの期待値は、一回当たりの払い戻し率での比較はあまり意味がありません。一回当たりの払い戻し率が90%でも、二回やれば81%になってしまう。10回やれば35%になってしまうのですね。カップにチップを100枚入れて、使い切るごとに皿からカップに移す、これを10回やるとそうなる、という計算ですね。

バカラなども、最初から何十回もプレーすることが前提となっておりますから、1回あたり99%でも100回やれば37%という計算になります。

これに対して、宝くじは、相当の愛好家でも一週間に1回程度で、大当たり狙いなら一発勝負となりますので、期待値はさほど減らない。まあ、毎週やっておれば、下一桁の払い戻しの期待値はトータルでゼロと考えなくてはいけないのですが。

そこまで考えますと、ギャンブルの必勝法(というか、勝てるかもしれない作戦)は、勝ち逃げ。勝ったらもう十分と考えられるくらいの大きな払い戻しがあるゲームが勝てるチャンスがある。まあ、勝てる確率は非常に低いのですが、トータルの期待値が最も高い可能性が高いのですね。そういう意味では、宝くじは悪くありません。

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