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振り上げたこぶしの降し所では

中村仁氏の11/30付けアゴラ記事「『台湾有事発言』の高市首相に外交のイロハを教えようとしたトランプ米大統領」へのコメントです。


本件に関しては、いろいろな見方があります。トランプ氏としては、少なくとも在任中の中国台湾進攻を避けたいと考えておられる様子で、高市発言は歓迎すべきものである一方、日中の緊張状態は好ましくない。ここで冷却化を図ることは合理的な行動と言えます。

一方、今回のWSJの報道に関しては、発端が中国からトランプ氏への、高市発言が問題であるとのクレーム(「泣きつき」とも)であるとしており、中国サイドから事態の鎮静化への協力を依頼したと考えるのが普通でしょう。https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/91974

現状、中国は振り上げたこぶしが下せなくなってしまった、ともいわれております。簡単に高市氏が発言撤回してくれると読んで脅したのだが、全然動じず、さあ困った、という構図が目に浮かびます。

もちろん、事態の鎮静化は日本にとっても歓迎すべきことで、上げたこぶしが下せないのを見て笑っていればよいというものでもない。

ここは、これ以上事態をつつきまわさず、そっとしておくのが大人の対応というものではないかな。いわゆる、「時間が解決してくれる」という奴ですね。一件落着、かいさ~ん、です。


(以下ブログ限定)まあ、実際にあった会話は、以下のようなものだったのではないかな? (多少脚色しております。また、文中敬称略です。)

トランプ(高市に):中国のプーから「高市はんにちょっかい出したら、色々言われて困っとるんやが、何とかしてくれへんやろか」、との電話もろーたんやが、何とかしてくれへんか?

高市:ウチらはナンもしとらんでー。向こうがギャーギャー言うてはるだけや。向こうが黙っとったら、ウチらも手出しぃ、せーへんがな。

米高官(記者に):高市首相の発言に関して中国からクレームがあり、トランプ大統領から高市首相に「大概にしたれや」と申し上げたところ、快諾していただきました。

まあ、言語的には違うとは思いますが、だいたいこんな会話が交わされたのではないでしょうか。内容の正確さに関しても、責任持てませんけど。