アゴラ編集部の1/4付けアゴラ記事「トランプ政権のベネズエラ介入で動く原油市場」へのコメントです。
米国によるベネズエラへの軍事介入に関して、様々な意見がありますが、我が国として取れる道は、米国の立場を重々理解しつつも、当面は事態の推移を見守るしかないように思います。
この米国の行動が中国の台湾進攻を正当化するというネット意見もありますが、中国にしてみれば台湾は国内問題であり、他国への軍事侵攻を正当化する必要は元々ないのですね。米国のベネズエラ侵攻があろうとなかろうと、台湾統一ができるとみれば、中国は躊躇なく台湾侵攻に踏み切ったでしょう。
他国への軍事侵攻がそもそも不当であるとする主張は当然なのですが、麻薬密輸を止めるためという米国の主張にも一理あり、現実的にはこの侵攻は認めるしかなさそうです。まあ、これが認められるなら、北朝鮮のわが国への覚せい剤密輸をもって、日本の北朝鮮侵攻も正当化できるのですが、こちらは全く非現実的ではあります。
事の善悪をわきにおいて、損得で見るならば、この事態は日本にとって得難いチャンスであるかもしれません。つまり、米国はベネズエラの石油資源を支配するといっている。これを我が国が輸入できれば、南アジアのシーレーンを使わない原油の輸入ルートができるのですね。
ベネズエラの石油積出港はカリブ海で、日本への輸送はパナマ運河を通す必要があるのですが、新パナマ運河は12万トン以下のアフラマックス級タンカーを通すことができる。日本の安全上、この機会は逃すべきではありません。