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安全性は国際基準で認証すべき

岡本裕明氏の1/7付けアゴラ記事「不正問題と現代社会の関係:原子力規制委員会が必要以上に厳罰に処する意味」へのコメントです。


日本は恐ろしいほどのマニュアル文化が進んでしまった国です。もともとは移民が多く、国土も大きく文化習慣がバラバラなアメリカで生まれたのがマニュアルです。アメリカのどの店でも同じ味のマクドナルドやスタバが飲めるようにしたのがマニュアル文化の根本思想とも言えます。ところがほぼ単一民族の日本もそれを導入し、それが本国アメリカ以上に普及してしまいました。

マニュアル化とこれが正しく運用されているか否かのチェックは、日本・アメリカの文化の問題ではなく、それが品質管理なり安全確保の原則なのですね。スイスジュネーブに本部を置く国際標準化機構ISOは、品質管理や安全性の維持にかかわる規格を多数発行しております。品質マネジメントシステムにかかわるISO9001は、我が国の多くの事業所も採用しております。https://kaminashi.jp/media/iso?slid=ef38254ba72049bdab4eeddfb712a66c

実は、柏崎刈羽もISO9001を取得していたのですが、2001年に数々の逸脱行為が表面化し、ISO9001を返納しております。ISO9001くらい、我が国の多くの事業所が取得しているのですが。https://www.tepco.co.jp/niigata_hq/data/press/pdf/2021/20210708p.pdf

浜岡原発がISO9001を取得していたという情報はありませんでしたが、環境保全にかかわるISO14001は取得しているとのこと。今回の不正がISO14001の返上に至るか否かは少々気になるところです。もしも、柏崎刈羽に続いて浜岡も、などということになりますと、我が国の原発の管理体制の適正に関して、相当に疑問の目が向けられてしまうのではないでしょうか。https://www.chuden.co.jp/torikumi/atom/hamaoka/detail/192/data/topics170531.pdf

基本的に、原発の事業所はISO9001なり14001を取得することを義務付けるのが良いのではないでしょうか。これらの規格は、一般的に、十分な管理がなされていることを、国際的に認められた観点から保証するものですから、電力会社のルーズさや官庁の厳しさとは無縁の、第三者的判定をいただけるのではないかと思います。

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