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いかんともしがたい二正面作戦

篠田英朗氏の1/11付けアゴラ記事「日本の『二正面』必勝戦略は賢い選択か」へのコメントです。


日本が、ロシアと中国との「二正面作戦」の重荷に耐えかねて、アメリカに貢ぎ続ける構図は、国際情勢に新しい展開が生まれるまで、止まることがないだろう。

果たして日本は、この「二正面作戦」状態で、アメリカからの財政資源提供圧力にさらされ続けながら、持続可能性のある国家運営をしていくことができるだろうか。私はかなり悲観的になり始めている。

この「二正面作戦」は、今に始まったものではなく、東西対立の冷戦時代の枠組みが、少なくとも東アジアに関しては、依然継続中ということでしょう。確かに、ソ連邦は崩壊しましたが、実質的な変化は東欧にのみ生じ、東アジアにおける対立構造は、冷戦時代から変わっていないのですね。

この対立の構造、「共産主義対資本主義」から「権威主義対自由主義」に変化していることは確かなのですが、かつての共産主義もその創始者たちが理想とした姿からかけ離れた「独裁主義」であったわけで、一方の資本主義と自由主義は実質同じですから、実際問題として、かつての姿と変わるものはありません。

で、日本は権威主義諸国に加わるかと言えば、そんなこともできませんので、結局のところ、自由主義諸国の一員として、この対立構造の中に自らのポジションを定めるしかない。

この「二正面作戦」、いかんともしがたい、他に選択肢はないのと違いますか?

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